「間人を次の世代へ」
「間人と奈良のかけはしに」
この2つのコンセプトに基づいて、間人の地域活性に取り組み、間人の地域と地域の人を巻き込んでさまざまな事業を展開していく。
このコンセプトに巻き込まれた土地・地域・ヒト・事業が構成する仮想のまち、これがumayado townです。
間人の中でumayado townが、奇抜だけれども王道な取り組みを活発に行うことで、間人の町が少しずつ活気に満ちていく。
そしてumayado townが育てばその分だけ間人の町がうるおっていく。
それがumayado townの目指すものです。

「地域活性化」というと、日本のあらゆるところで「ゆるキャラ」が生まれ、「特産品」が開発され、「B級グルメ」が生まれます。 しかしこれらは所詮二番煎じでしかなく、特定の誰でも知っているものを除けば、うまくいっているものはほとんどありません。 本来の「地域活性化」とは、そのような小手先に走ることではなく、地域経済を豊かにする地道で着実な活動を、継続的に行動力をもって実行していくこと。これに尽きるのです。

地域活性の基本は、「外貨を稼ぐこと」と「内需を高めること」。 その地域に仕事があり、人が住み、人が消費することで内需は高まります。
だから人が住む町にならなければならない。 事業がなければならない。
そして外貨を稼ぐには、「外にものを売る」。または「外から人に来てもらう」ことが必要です。 こうして稼いだ外貨を地域内でしっかり環流させる。
そのための取り組みを、地域を巻き込みながらカタチにする。
それがumayado townのやりたいことなのです。

間人の町には、とてつもなくキレイな海があります。
冬には荒ぶる海があります。そして魚介類を中心とした美味しい食があります。
これら地域資源を考えたときに、外貨を稼ぐ手段はやはり「観光」「地域を巻き込む」カタチでこれを実現するためにumayado townは、この間人のまち全体をホテルに見立てた「まちホテル」の運営を行っています。
umayado townが直接営む宿泊施設は、ただ泊まるだけ。お風呂はありますが、大浴場もなければ、食事の提供もありません。
ですから泊まるのはumayado townの宿泊施設(taiza house、taiza child、taiza play)で泊まっていただいて、お風呂は間人のまちにある温泉「はしうど荘」へ、そして食事はumayado townが提携する間人のまちにある飲食店で。
これが仮想のまち「umayado town」に存在する「まちホテル」です。

空き家問題が日本全国で明確な問題として顕在化して久しいですが、間人のまちも多分にもれず、空き家だらけ。
しかし一方で賃貸物件として開放されている建物は非常に少ないのが現実です。
「間人に住んでみたいな」と考える人は確かにそう多くはないでしょう。しかし日本全国で考えると、相当数存在するはずです。しかしどんな地域かもわからないところでいきなり中古建物を買って住む、というのは極めてハードルの高いこと。結果住みたい場所として間人が候補にあがったとて、住めないのが現状なのです。
本来は地域の不動産屋さんが切り込むべき領域ですが、それができないからこその現状。

そんなところに切り込むのがumayado townです。
間人に住んでみたいな、と少しでも考えた人の選択肢を広げるべく、間人に現存する「住める住宅」「魅力的な住宅」「おもろい建物」を洗い出して、賃貸物件としてオモテに浮き上がらせ、地域と人をつなぎます。
そして大切なのは、失礼を承知で言いますが、引退後の高齢者に住んでもらうよりも、子ども連れの若い家族に住んでもらうことが、明日の間人につながります。
ですから子ども連れのご家族には優遇するカタチで、賃貸住居を提供できればと思っているのです。
そうしてお試しで間人に住んでいる間に、本当に購入したい中古物件も出てくるでしょうし、そのお手伝いもしてまいります。

ほかにも「こんなことできたら楽しいだろうな」ということはたくさんあります。
いわば、umayado townに蒔かれた「オモロイ種」。どれがいつ芽を出すかわかりませんし、そのまま朽ちてしまうかもしれない、儚い存在のものたちです。
でも種を蒔かねば芽は出ない。だからこそ風呂敷は大きく広げておくことが必要です。
この風呂敷は、たたむ必要のない風呂敷です。風呂敷というよりむしろ、種を育む農園なのかもしれません。

新型コロナウィルス感染拡大からこっち、リモートワークが一般化し、さまざまな仕事が場所を選ばずにできるようになりました。
間人にいろんなノウハウ・能力をもった人たちが集って、化学反応を起こせる場を作りたいのです。
それが実現すれば、間人で事業がうまれ、仕事がうまれ、人が育つのです。

間人のまちには映画館がありません。
今映画館はどんどん集約され、閉鎖されています。
確かに映画館というものの市場は小さくなっていっているのだろうと思います。
自宅でストリーミングで映画が見られる時代。映画館の存在意義が失われて行っているのは事実。
しかし大画面でみんなと一緒に感動を共有する空間というのは、まだまだ価値があるだろうと思いますし、小さな町の超小規模なサイズであれば、ギリやっていけるんじゃないかとも思っています。

間人の町には、まだまだ素晴らしい眺望の土地がたくさん余っています。
これらすべてを開発するということは極めて愚かな行為です。umayado townが実現すべき活性化は間人のまちを「間人らしく」活性化することですから。
しかし需要に応えるだけの場所はまだまだ存在しますし、これを景観の一部として美しいカタチで実現することは十分可能であると考えています。

umayado townで展開される
モノ・コトに 際限はありません(もちろん制限はありますが)。
ですからまだまだ考えられることは山のようにあります。
これを自分たちのできる範囲で、
少しずつできることから
カタチにしていきたいなと思います。

「間人(たいざ)の地名は、あの聖徳太子(厩戸皇子)の母親である間人皇后(はしうどこうごう)が大和での戦乱を逃れてこの地にやってきたことに由来すると言われています。
私たちの大切なコンセプトの一つは「間人を次の世代へ」。そう。間人(はしうど)の次の世代は聖徳太子(うまやど)。「うまやど(umayado)」は、間人の次の世代を象徴する言葉なのです。
また、umayado townは我々「うまやど商会」によって企画運営されています。

なぜうまやど「商会」かというと、今後umayado townがどのような仕事を行ってどのように拡大していくのか、完全に未知数だからです。
これから活動していく中で様々な出会いや、いろんな環境との接点があろうかと思います。
それらはもちろん求めていなければ出会うこともないでしょうが、計画してコントロールできるものでもありません。
「こんな面白い出会いが!」
「じゃあこんなオモロイことできるやん!」
こうしてumayado townは拡大していきます。
どんな仕事をするかわからない。だから、うまやど「商会」なのです。

近日公開します。しばらくお待ちください。

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